こんにちは、おさです。読者の皆さま、今日もお仕事お疲れ様です。
さて、セルの数を数えるためには、統計関数を使うことはみなさんご存知ですか?COUNT関数、COUNTA関数、COUNTIF関数、COUNTIFS関数などのいわゆるカウント系の関数が、セルの数を数えてくれる便利な機能になります。本記事では、このうちのCOUNTA関数について、⑴概要、⑵使い方、⑶具体例、⑷詳細な解説、をおさらいしようと思います。がんばりましょう。
⑴ COUNTA(カウント・エー)関数の機能
COUNTA関数は、選択したセル範囲のうち、空白でないセルの数を数えてくれる関数です。うらがえして言えば、数値データまたは文字データが含まれているセルの数をすべて数える関数とも言えます。
⑵ COUNTA関数の使い方(引数の指定)
=COUNTA(値1, [値2],…)
「値」には、文字列データ、数値データ、空白等を含む「セル範囲」を入力しましょう。もちろん、一つのセル内に(=COUNTA(A1))だったり、引数に手入力(=COUNTA(1))をすることも可能ですが、一般的な使い方としては、セル範囲(=COUNTA(A1:B9))を選択するのがふつうです。
⑶ COUNTA関数の使用例
前回の記事、セルの数を数える(数値のみ)COUNT関数の使い方では、入金データを取り扱うファイル上で、入金済のデータが何件あるかを調べるという例をもとにCOUNT関数の使い方をご紹介しました。今回は、未入金の件数がいくつあるかを調べるために、COUNT関数とCOUNTA関数の2つの関数を用いて値を求めてみましょう。売掛金回収のためにも、未入金データのチェックは欠かせない作業ですね!※なお、COUNT関数の使い方があいまいな方は、先に上記リンクより記事をご覧ください。
⑷ COUNTA関数の詳細な解説
COUNTA関数を適切に使うために、次の8つの注意点を頭にいれておきましょう。特に5番と6番は、照合したい目的のデータ件数と一致しない大きな原因となるので注意しましょう。見た目が空白に見えてもセル内にスペースが入っている場合、あらかじめスペースを除きたい方も多いかもしれません。スペースの除去方法については、2015年2月中旬に記事を更新予定です。
【 8つの注意点 】
- 入力なしの空白セルはカウントしません。
- ゼロであっても数値なのでカウントします。
- エラー値はカウントします
- 漢字は文字なのでカウントします。
- 見た目は空白に見えても、数式の結果の空白はカウントします。
- 見た目は空白に見えても、スペースはカウントします。
- 「=IF(A1,,””)」 と入力したセルは、セルA1の有無を問わずカウントします。
- セル範囲を「=COUNTA(B4,B6)」 のように複数指定することもできます。
⑸ まとめ
COUNTA関数は「空白のセル以外のセルをすべてカウントする」これだけしっかり覚えましょう。なお、⑷の例で用いた未入金の件数を数える方法はCOUNTIF関数を用いても計算することが可能です。その方法は、COUNTIF関数の記事でご紹介しますね!エクセルでのCOUNTA関数の具体的な動作を確認したい方は、以下の動画をご確認ください。ありがとうございました!
関連動画:COUNTA関数について
5種類あるカウント系の関数は、どれも機能が似ていて最初のうちは「どれがなにをカウントするんだっけ?」とうやむやになりがちです。しっかりと違いを覚えるようにしていきましょう。第八回のおさとエクセルでは、COUNTA関数とCOUNT関数の違いをはっきりさせることができるかと思います。ぜひ復習にお役立てください。
1. COUNTとCOUNTAの違いについて(00:10)
COUNTは、数値データのみをカウント。COUNTAは、空白以外のデータをすべてカウント。あとで調べてわかったんですが、COUNTAは「カウント・エー」と読むらしいです。動画では、「カウンタカウンタ」言ってるんで、あしからず。メモメモ。
2. 空白セル以外のセルをすべて数えることを力説(01:03)
データ範囲の値をいじって、空白セルはカウントされないことを淡々とお話ししています。かなりスピーディーに解説しました。
全編動画はおうちでゆっくりどうぞ。
COUNTA関数は、カウント系の関数でもっともよく使う関数です!ぜひご覧あれ。
いかがでしたか。次回は「おさとエクセル【#009】COUNTBLANK関数の使い方(基本)」と題したビデオのダイジェスト版を配信予定です。お楽しみに。へばの!